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千葉大学の森千里教授らは、高脂血症の治療薬に人体に蓄積したダイオキシンやポリ塩化ビフェニール(PCB)を取り除く効果があることを突き止めた。
ダイオキシンなどの血液中の濃度を半年で最大4割下げることができた。
毒性の高いダイオキシンなどは人の体にある脂肪に蓄積し、対外に排出されにくい。森教授らは血中のコレステロール値を下げる医薬品「コレスチミド」を服用している患者9人を半年間追跡調査した。
治療前のダイオキシン濃度は平均で44ピコグラム(ピコは1兆分の1)、PCBが260ピコグラムだった。
半年後にはそれぞれ35ピコグラム(20%減)、200ピコグラム(23%減)になった。
脂肪に蓄積したダイオキシンやPCBがいったん胆汁に溶けて腸内に放出された後、再び腸から吸収されるのを治療薬が防いでいるとみている。
ダイオキシンやPCBは国内では対策が講じられているが、微量でもホルモン分泌に悪影響を及ぼすとの指摘がある。発展途上国では大量の農薬使用などによる汚染が懸念されている。
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