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フコイダンとは、硫酸化されたフコース(糖の硫酸化物)を主な成分とする多糖類の総称です。と言っても何のことかさっぱりわからないと思いますが、ごく簡単に言えば海藻類のヌルヌルした部分に含まれる成分のことです。
このフコイダンは海藻の種類によって分子構造や生理活性が異なります。 最近、コンブフコイダン、モズクフコイダン、メカブフコイダンなど様々なフコイダン含有食品が販売されていますが、当然分子構造や生理活性は異なるものです。 最も早い時期からフコイダンの研究を行っているのは「タカラバイオ研究所」で、コンブのフコイダンの研究発表を日本癌学会、日本生化学会などで発表したことがきっかけで注目され始めた食材です。 タカラバイオ研究所の研究によれば、コンブのフコイダンにはU-フコイダン、F-フコイダン、G-フコイダンの3種類含まれており、それぞれ機能的に異なると言うことです。 最も注目されているのはU-フコイダンで、ガン細胞のアポトーシス誘導作用(自滅誘導作用)が確認されています。また、F-フコイダン、G-フコイダンにも免疫活性作用の他様々な作用が報告されています。 今、市販されているコンブフコイダン含有食品にはU-フコイダン、F-フコイダン、G-フコイダンの全てが含まれています。 モズクやメカブのフコイダンには、U、F、Gいずれのフコイダンも含有されていません。 次にフコイダンの含有量が最も多いと言われているモズクフコイダンですが、コンブフコイダンと同様にガン細胞のアポトーシス誘導作用、免疫活性作用が知られています。 メカブフコイダンは、免疫活性作用(Th1/Th2バランス改善作用を含む)、抗ウイルス作用、抗アレルギー作用などの研究が進んでいます。 一口にフコイダンといってもこのように海藻の種類によって構造や作用が異なりますから、その活性力も異なり、フコイダンの種類によって服用量の目安は異なります。ご病気の補助としてコンブフコイダンは200〜600mg、メカブフコイダンは200〜800mg以上、モズクフコイダンは2,000〜3,000mgと言われています。 さて、最近では超低分子フコイダンとして、モズクフコイダンを低分子化したフコイダンが市販され、書籍も発刊されています。 一般に高分子よりも低分子の方が吸収されやすいという理論は正しいことと認識いたしますが、書籍の内容を見る限りかなり問題がありそうです。 まず、超低分子フコイダンという謳い文句であるにもかかわらず、記載されている内容は「タカラバイオ研究所」の研究発表内容の引用や従来のモズクフコイダンのデータの引用であり、基礎研究データとして超低分子フコイダンのものは記載されていません。 また、分子量約500という物質と言うことですが、これほど低分子化されたものが、従来のフコイダンと同様の作用が期待できるかどうかは全くの疑問が生じます。 さらに、医療現場での使用実績についてもお一人の医師の結果だけであることから、まだまだ今後の臨床例の積み重ねが必要であると言わざるを得ません。 超低分子フコイダンについての当社の見解は、一般に高分子より低分子の方が吸収されやすいことは肯定いたしますが、それをもって従来のフコイダンより効果が高くなるということと全く別の問題で、安全性を含めて低分子化したフコイダンの独自の研究成果が充分得られるまでは基礎研究がしっかりされている従来のフコイダン含有食品を使用されることをおすすめいたします。 |
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